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人気リノベアイデア「ワンルーム風の間取り」

ここ数年で人気が高まっている「ワンルーム風」の間取り。

あえて壁やドアでしっかりと区切らずに、空間をゆるやかにつなげることで、
部屋が広く感じられたり、暮らしの動線がシンプルになったり。

必要以上に仕切らない。けれど、ちゃんと落ち着ける。
そんな「ちょうどいい距離感」が今の暮らしにぴったりなのかもしれません。

今回は、開放感と暮らしやすさを両立した「ワンルーム風」の間取りアイデアをご紹介します。

自分らしい空間づくりのヒントとして、暮らしに取り入れてみてください。

ワンルームと「ワンルーム風」の違い

「ワンルーム」と聞くと、どんな空間をイメージしますか?

一人暮らし向けの、キッチンもベッドスペースもひとつにまとまった部屋。

▽▽▽このようなイメージを持っている方も多いかもしれません。

ワンルームとは文字通り「ひとつの部屋」で構成された住まいのことです。

玄関を開けるとすぐに生活空間があり、寝る・食べる・くつろぐなどの機能がすべて同じ空間にあるのが特徴。

賃貸住宅ではコンパクトに暮らしたい単身者向けとしてよく見られる間取りです。

一方で、近年リノベーションなどで注目されているのが「ワンルーム風」の間取り▽▽▽

これは、空間のつながり方や見せ方に工夫を加えることで、開放感を出しながらも暮らしやすさを保ったスタイルです。

たとえば、1LDKといった間取りでも、壁やドアをあえて取り払ったり、必要最低限にとどめたりすることで、空間全体がゆるやかにつながるように設計されたもの。

完全なワンルームではないけれど、「仕切らない」「抜け感をつくる」ことで広がりや心地よさを感じられるようになります。

ワンルーム風の最大の魅力は、「開放感」と「自由度」

たとえば、リビングと寝室のあいだをこのようにガラス入りパーテーションで仕切ったり

他にもカーテン、腰壁などでゆるやかにゾーニングすると、広さを損なわずにプライベート感も確保できます。

空間の「区切りすぎ」に窮屈さを感じていた方にとっては、ちょうどよい距離感が心地よく感じられるはず。

まとめると

•ワンルーム=仕切りのない、完全にひとつの部屋

•ワンルーム風=仕切りすぎず、ゆるやかにつながる間取り

この「風(ふう)」のつけ方ひとつで、暮らしの心地よさは大きく変わります。

自分にとって「ちょうどいい距離感」「心地よい抜け感」を見つけることが、ワンルーム風の醍醐味でもあります。

ワンルーム風のメリット

仕切らないことで、逆に居心地が良い。それが「ワンルーム風」の魅力。

空間をゆるやかにつなげるこのスタイルには、見た目だけでなく、実際の暮らし方にもメリットがあります。

ここでは、ワンルーム風の間取りがもたらす4つのおすすめポイントをご紹介します。

1.[視覚的な広さ]限られた面積でも開放感がUP

ワンルーム風の一番の魅力は、なんといっても「広く感じられる」こと。

同じ面積の部屋でも、壁やドアで細かく仕切られていると圧迫感を感じやすくなります。

一方で、視線の抜けができると空間全体がひと続きに見え、実際よりも広く感じやすいです。

たとえば、リビングと寝室の間に壁をつくらず、あえて同じ床材や天井で仕上げてみる。
それだけで開放感のある空間に。

さらに、視線の先にグリーンやお気に入りの家具があると、奥行きまで楽しめるようになります。

「広さは面積だけじゃない」ということを実感できるポイントです。

2.[光と風を通す]窓からの光が奥まで届き、風が抜ける

もうひとつ大きな利点は「光と風がよく通る」こと。

壁やドアを減らすことで、窓からの自然光が奥のスペースまで届きやすくなります。

朝日がベッドスペースまで届いたり、風がリビングを抜けてワークスペースまで通り抜けたり。

そんな自然の流れを感じられるのもワンルーム風の魅力。

また、空気が循環しやすくなるので、換気も効率的に。エアコンの効きが良くなるというメリットもあります。

「家の中の空気の流れ」を意識してみると、暮らしの心地よさが変わってきます。

3.[可変性]ライフスタイルの変化に合わせやすい

部屋を固定しない=使い方の自由度が高い、というのもワンルーム風の強みです。

たとえば、最初は「寝室」としていたスペースが、暮らしの変化とともに「在宅ワーク用のデスクスペース」になったり。
家族が増えたときに「子ども部屋」として使うように変えていったり。

仕切りが少ないぶん、空間の役割を「決めすぎない」ことができます。

壁をつくってしまうと間取りの自由度が下がりますが、ワンルーム風なら家具やラグ、カーテンなどでゆるやかに使い分けることが可能。

暮らしが変わっても、住まいを柔軟に変えられる。そんな安心感があります。

4.[暮らしのリズムが整う]生活動線がシンプルに

仕切りが少ないと、空間の中での「動き」がスムーズになります。

リビングで洗濯物をたたんで、すぐ後ろのクローゼットに服を収納したり、リビングで家族の気配を感じながら支度を整えたり。

生活動線が複雑にならないことで、日々の動きが自然と整っていくのもポイント。

「行ったり来たりする必要がない」だけでも、思った以上にストレスが減ります。

また、空間がつながっていると暮らしのリズムが整いやすく、片づけやすくなるという声も。

どこかが乱れると全体に影響が出るぶん、日々の小さな意識が保たれやすいのかもしれません。

このように、ワンルーム風の間取りには「広く見せる」だけでなく、「暮らしを軽やかにする」メリットがたくさん

見た目も使い勝手もどちらもあきらめたくない。そんな人にこそ、おすすめしたい住まいのスタイルです。

ワンルーム風のデメリットと対策

開放感があり、自由度も高いワンルーム風の間取り。

けれど、実際に暮らし始めてみると「生活感が出すぎる」「音が気になる」といった声もあります。

ここでは、ワンルーム風にする際に知っておきたい3つのポイントと、その対策をご紹介します。

メリットだけでなく、少し現実的な「あるある」にも目を向けながら、心地よく暮らすための工夫を取り入れてみるとよいですね。

1.[生活感のコントロール]隠す場所が少ない=散らかって見えやすい

仕切りの少ない空間は、ひと目で部屋全体が見渡せるぶん、物の配置や収納のあり方がとても重要です。

リビングからキッチン、寝室までゆるやかにつながる間取りでは、「どこを見てもスッキリ」を意識しないと生活感が前面に出てしまうことも。

そこで、見せる収納と隠す収納のバランスを意識。

おすすめは収納家具や腰高の壁を使って、見せないレイアウトで視線を整理すること。

こちらの事例ではリビングとベッドスペースの間をカウンターで仕切ることで、奥にある寝具を見えにくくし、生活感の見せ方をコントロールしています。

カウンターの奥はこのようなベッドスペースです▽▽▽

抜け感を残しながら、隠す場所をきちんと用意することがコツです。

2.[音や匂いの広がり方]ひと続きだからこそ、音も香りも共有される

キッチンでの調理音や生活音、香りなどが空間全体に広がってしまうのも、ワンルーム風ならではの悩み。

特に在宅ワークをしている人や、夜遅くまで活動する家族がいる場合には、音の伝わり方に気をつけたいところ。

そこで、やわらかく区切る工夫が効果的。このように必要な時だけカーテンで仕切ることもおすすめです。

完全に音を遮断するのは難しくても、ラグやカーテン、観葉植物などを使って音を吸収するエリアをつくることで、響き方は和らぎます。

匂い対策には、換気扇の位置を意識した調理や、小型の空気清浄機を取り入れるのも効果的です。

また、パーテーションを設置するなど、空気の流れをゆるく遮る方法もおすすめです。

3.[冷暖房効率]空間が広くなるぶん、冷暖房の効率が落ちやすい

空間がつながっているということは、冷気も暖気も逃げやすくなるということ。

とくに夏や冬は「エアコンが効きにくい」と感じる方も多く、光熱費が気になる原因にもなります。

そこで、エリアごとの冷暖房と間仕切りの工夫を。

空間を完全に分けなくても、必要なときだけ閉じられる間仕切り(カーテンや引き戸)を使えば、エアコンの効率が上がります。

このようなガラス戸があると、空気は遮りつつも視線は抜けます。

また、サーキュレーターや天井ファンを使って空気を循環させるのも効果的です。
「床暖房+エアコン」の組み合わせも増えています。

全部つながっている=すべて同じ温度に保つ必要があるわけではありません。

エリアごとの心地よさを意識して温熱環境を整えることが、快適さのポイントになります。

ワンルーム風の空間は、ただ仕切りをなくすだけでは成り立ちません。

「どこを見ても気持ちがいい」「どこにいても快適」
そんな状態を保つためには、目に見えない要素(音・光・風・温度)にも配慮が必要です。

ワンルーム風に使えるアイデア

ワンルーム風の間取りは、ただ「壁をなくす」だけではありません

空間をどんなふうにつなげるか、どこに区切りや変化を持たせるか
その工夫ひとつで、同じ広さでも心地よさが変わってきます。

ここでは、暮らしやすさと見た目の美しさを両立できる「ワンルーム風のためのアイデア」をご紹介します。

まずおすすめしたいのが、「腰壁」「背の低い家具」を活用した、ゆるやかな仕切りです。

高い壁をつくらなくても、空間に自然なスペースをつくることができ、視線も遮らず広さを保てます。
視界を通しながら、役割の違うスペースをゆるく区切る。それがワンルーム風のコツです。

また、床や天井の素材を切り替えることで、目には見えない「境界」をイメージさせるのも効果的。
たとえばリビングはフローリング、ベッドスペースはタイル、といったように質感を変えるだけで、空間にメリハリが生まれます。

そしてもうひとつ大切なのが「変化に対応できること」
ライフスタイルが変わったとき、空間の使い方も変えられるように、可動式の間仕切りやカーテンなどを取り入れると、暮らしがもっと柔軟になります。

ワンルーム風の空間では、どこをどう仕切るか、どうつなげるか。
自由さと整える工夫のどちらも大切。

そのひとつひとつに「自分らしい」意味をもたせることで、住まいがもっと愛着のある空間になるはずです。

ワンルーム風の間取り「リノベ事例」紹介

ここからはワンルーム風の間取りを取り入れているリノベ事例をご紹介。

こちらのお住まいはLDKの一角にあるロフト下にベッドスペースを設けています。

ワンルームの間取りのように寝る・食べる・くつろぐなどの機能がすべて同じ空間にありますが、窮屈な印象を与えません。

その秘訣は、空間のゆとりにあり。

ダイニングやベッドスペースの間は近すぎず、でも遠すぎない距離感。
生活のしやすさはもちろん、視覚的にも広さがある印象を受けます。

実はベッドスペースの床はリビングエリアよりも一段下がっていたり、

床材にはカーペットで変化をつけることで、ワンルームながらもリビングとベッドスペースのゾーニングを明確にしています。

区切りが少ない分、寝るスペースや食事をするスペースといった境界が曖昧になりがちなワンルーム風の間取りですが、こうした床材の違いでスペースを視覚的に区切る方法はおすすめです。

また、ワンルーム風の間取りにご家族で生活される場合、「寝るタイミングが異なる時はどうしてる?」といった疑問も浮かびますが

こちらのお住まいでは、ワンルーム風の間取りをしたLDKとベッドスペースの他に、ご主人が使用する「書斎」や奥様が使用する「アトリエスペース」があります。

どちらかが先に寝ていても、気兼ねなく一人で過ごせるスペースも用意しています。

このように2人以上のお住まいでのワンルーム風間取りの採用では、生活リズムの違いなど、暮らしのパターンを想定した上で取り入れると安心です。

ご紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷遊郭建具と暮らす[Click Here]

こちらのお住まいの特徴でもある、LDKの一角にあるパーテーションに囲まれた空間。

実はこの内側はベッドスペースです。

外側から見ると寝具は目隠しされており、プライベートに配慮したレイアウトになっています。

ワンルーム風の間取りを躊躇する理由の一つに「生活感が見えやすい」といったお声があります。

中でもベッドまわりは生活感を感じやすいスペースなので、こちらのお住まいのように見え方に配慮することもおすすめの方法。

また、こちらのパーテーションは、目線を遮りながらも、空気はふさがないデザインとなっています。

というのも、パーテーションの枠内にはガラスを設置しておらず、空気は流れる仕組みに。

LDKと同じエアコンでベッドスペースまわりの室温も調整可能です。

ワンルーム風=生活空間が丸見えになりがち、というイメージに対して印象を変えられるリノベ事例です。

ご紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷my sweet home[Click Here]

ゆったりと暮らしたい。というご希望を具体化したこちらのお住まい。

広々としたLDKの一角にベッドスペースを設けています。

レイアウトとしてはワンルームですが、空間にゆとりがあるので窮屈さを感じません。

また、ベッド周りにはカーテンを設置。

就寝時や隠しておきたいスペースがあるときは、カーテンを使用することでプライベートな空間もすぐに確保できます。

必要な時にだけ仕切る。そんなこともできるのがワンルーム風間取りの便利なところです。

ご紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷my scrap book[Click Here]

こちらのお住まいは、LDKの真横にオープンなベッドスペースをレイアウトし、結果的にワンルーム風の間取りに仕上がっています。

LDKとの間には壁やドアはありませんが、カーテンでしっかりと仕切れます。
就寝時やスペースを隠したい時など、臨機応変な対応ができるので便利。

また、リビングスペースとベッドスペースでは床材の違いがあり、その区別は明らか。

ベッドスペースはリビングよりも床が一段下がっているので、ゾーニングが明確です。

もし将来的に部屋を壁で仕切りたい場合にも、このような間取りならば壁を立てやすく、将来的なリノベもしやすくなります。

ご紹介のリノベ事例はこちら▷▷▷非日常と暮らす[Click Here]

仕切らず、しばられず、自分らしく暮らす間取りの選択

ワンルーム風の間取りは「広さ」だけではなく、
「自分にとって心地いいかどうか」を大切にした住まいのかたち。

壁でしっかり仕切らなくても、家具や素材の使い方、光や風の流れで
空間にメリハリをつけたり、気分を切り替えたりすることができます。

その自由度の高さこそがワンルーム風の魅力です。

もちろん、音や生活感、冷暖房などの課題もありますが、
ちょっとした工夫で快適な空間に変えることができます。

「これが正解」という大多数の意見にとらわれず、自分や家族にとって「ちょうどいい」暮らし方を探す。

それがワンルーム風の間取りを取り入れる際のポイント。

これから新しい住まいを考える方も、今の部屋を見直したい方も、
暮らしのスタイルを見つめ直すきっかけに「ワンルーム風の間取り」はいかがでしょうか。

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