物件もリノベもあきらめない!最適解の家づくり【関西編】
「物件に費用をかけすぎたから、リノベはその分控えめに…」
「リノベを重視したいから、物件は多少の妥協も仕方ない…」
そんなふうに、どちらかを諦めてしまうのは本当にもったいないこと。
大切なのは「予算の中でいかに選択肢を広げ、最適なバランスを見つけていくか」
物件とリノベのどちらもポイントを押さえることで、理想の住まいは現実的になります。
今回は関西で中古リノベを検討されている方に向けて、
「物件×リノベの最適バランス」を見つけるためのヒントを実例とともにご紹介。
「このリノベなら、月々の支払いは約⚪︎万円!」といったリアルな数字も交えながら、ちょうどいい着地点を見つけるための考え方をご紹介します。
物件もリノベも、どちらも諦めない住まいづくりの参考に、ぜひご覧ください。

□前回は【関東編】として「物件もリノベもあきらめない最適解の家づくり」をご紹介!
関東で中古リノベを検討されている方に向けて、
リアルな数字を交えながら、理想と現実のちょうどいいバランスをお伝えしました。
さらに、関東編コラムでは、「物件のポテンシャルを見抜く視点」や「リノベにこだわるって、どこにこだわるべき?」といった、
中古リノベで押さえておきたいポイントも解説しています。
まだご覧になっていない方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね▼▼▼

□関東編・最適解の家づくりはこちらから[Click Here]
INDEX
関西と関東でなんでこんなにも物件・リノベ価格が違う?

今回のコラム・最適解の家づくり「関西編」と「関東編」を分けている理由のひとつは、中古リノベの価格が地域によって大きく異なるからです。
関西にお住まいの方が関東で中古リノベを検討したり、その逆パターンでは価格の差に驚かれる方も少なくありません。
この現状を知っておくと、その後の予算組みもスムーズになりますよ。
中古マンションの価格を見ると、同じ築年数・同じ広さでも関東と関西では1.5〜2倍ほどの差が出ることがあります。
理由のひとつは「土地価格の違い」。東京23区などは地価が高く、物件価格の大半を土地の価値が占めています。
一方、関西は大阪市内でも地価の上昇がゆるやかで、同条件でも総額を抑えやすい傾向に。
さらに、「需要の集中度」も差を生みます。
関東は企業数や人口が圧倒的に多く、幅広い世帯の住宅ニーズが駅近や沿線ブランドに集中。
築年数が古くても立地が良ければ価格は下がりにくく、結果的に物件購入にかかる初期費用が高くなるのです。
関西では、大阪・神戸・京都・奈良など複数都市に人が分散しており、物件価格はエリアごとに安定しています。
加えて、リノベーション費用にも地域差があります。
関東は施工コストや資材の輸送費が関西より高めで、同じリノベ内容でも費用が割高になりやすい傾向です。
そのため、関東で中古リノベを計画する場合は、物件価格だけでなくリノベ費用も含めた総予算を早めに把握することが重要です。
とはいえ、価格差=どちらが有利とは限りません。
関西なら広さや立地のバランスを重視した住まいを選びやすく、関東なら資産性の高さや将来の売却時価値が魅力になります。
リノベ前提で物件探しをするなら、この地域特性を理解し、予算配分や優先順位を整理しておくことが大切です。
物件もリノベも、自分たちに合う最適解のリアル事例

物件選びもリノベもあきらめない。そんな両方で最適解を見つけたリアルな事例をご紹介します!
リノベ事例01:「物件選びはポジティブポイントの積み重ねが決め手」

リノベーション前提の物件探しで、お客様が購入に至った決め手は「あったら嬉しいポイントの積み重ね」でした。
•角部屋で南向き
•ワンオーナー物件で37年間、一度も手を加えられていない→リノベのやりがいがある
•出窓を見た瞬間に「窓辺にアトリエスペースのイメージが浮かんだ」→リノベ前の空間を見て、暮らしのイメージができるかどうかは重要です
•マンションの隣にレトロな銭湯がある
•マンションの名前がなんだか可愛い
こうしたポジティブな要素が積み重なり、物件即決につながりました。
物件をたくさん見ていると、どうしてもネガティブなポイントばかり気になってしまいがち。
でも実際には、100点満点の物件なんてほとんどないんですよね。
大切なのは、「物件の良いところ」を探す目を持つこと。
実際に足を運んで、空間を自分の目で感じると、サイトや情報だけでは分からないポジティブポイントに気づくことも多いのです。
たとえば西向きのバルコニーでも、周囲に高い建物がなく南側から光が十分に届く場合があります。
物件情報上では70点〜80点くらいで「期待値低め」に見えても、現地で見れば想像以上に魅力的なポイントが見つかるかもしれません。

リノベーションでは、もともと遊郭として使われていた取り壊し予定の建物から受け継いだ「古建具」をインテリアに取り入れました。

歴史ある建具が現代の暮らしにも自然と馴染むように、壁には砂壁のような質感をもつ骨材入りの塗料を使用。
やわらかなベージュの色味が、どことなく和の雰囲気を漂わせています。

物件の特徴のひとつとして、一般的な天井よりもやや低めの構造でした。
そこで天井をコンクリート躯体現しにすることで、できる限り高さを確保。
また、取り入れた古建具の高さが現代の建具よりも低い178cmだったため、キッチンやロフト、ウォークスルークローゼットなどの壁の高さをすべて178cmに統一。
圧迫感を抑えつつも生活に不便のない寸法とすることで、かえって天井が高く感じられる効果を生み出しています。

LDKの一角にはベッドスペースを設けた、ワンルーム風の個性的な間取りも見どころのひとつ。
古建具や古道具の素材感に、フロアタイル張りの床や特殊塗料の壁といった新しい要素を組み合わせ、懐かしさと新しさがミックスした空間に仕上がりました。
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古いものの魅力を受け継ぎながら、現代の暮らしに溶け込ませる、そんなリノベのヒントが詰まった事例です。
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[関西でこんな風にリノベにするなら月々いくら?シミュレーションしてみました!]
▶︎▶︎▶︎こちらの事例のようにリノベするなら「約1400万円」が目安です。(注意:施工時期や地域によって金額が変動するため、最新の平均から算出した目安の金額です)
▶︎▶︎▶︎リノベローンシミュレーションは「月々約4万円」が目安です。(算出条件:リノベ費用のみ・金利は0.8%・支払い35年を想定。管理費・修繕積立金・駐車場代は含みません)
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■こちらのリノベ事例をもっと詳しく見たい!事例ページはこちらから▶︎▶︎▶︎遊郭建具と暮らす[Click Here]

リノベ事例02:「希望のエリアで暮らしにぴったりサイズの住まいを見つける」

ご希望のエリア内で物件を探されたこちらのお客様。
ご夫婦ふたりで暮らす住まいとして選ばれたのは、65㎡のマンションでした。
物件探しで多くの方が悩むのが「広さ」について。
「狭い」と感じる基準はこれまでの賃貸暮らしなどで掴みやすい一方、ちょうど良い「暮らしやすい広さ」をイメージするのは意外と難しいものです。
「広いほどいい」というわけではないのが、住まい選びの奥深さ。
たとえばご夫婦ふたり暮らしでは、「掃除が大変」「空間を持て余す」といった声も少なくありません。
むしろコンパクトな間取りをリノベーションで工夫することで、使い勝手や心地よさが上がるケースもあります。
またファミリーであっても、「子どもが独立した後もこの家に住み続けるか?」という視点があるかないかで、選ぶ広さの感覚は大きく変わります。
10年先の暮らし、そしてその先の10年をどう過ごしたいか。
リノベーションでは、そんな「これからの暮らしのサイズ」を考えることが大切です。
65㎡という選択はコンパクトでありながら、自分たちらしい距離感と暮らしの自由度を両立させた「ちょうどいい広さ」の答えのひとつ。
そんな視点から物件を選んでも良いですね。

リノベーションでは、部屋を細かく仕切らずに、LDKからベッドスペースまでがゆるやかにつながるワンルーム風の間取りに。
ご夫婦それぞれが思い思いに過ごしながらも、同じ空間を共有する安心感を大切にしています。

ワンルームのような開放感を持ちながらも、ベッドスペースに向かうにつれて自然と視界が絞られ、ほどよいプライベート感を確保。
完全に仕切るのではなく「気配が伝わる距離感」にすることで、広さ以上の心地よさが生まれています。
人気のワンルームスタイルに興味はあっても、「落ち着かないのでは?」と抵抗を感じる方も多いはず。
ですが、このように空間のメリハリをデザインでコントロールすれば、ほどよく開かれた間取りを取り入れることができますよ。

LDKの床は、フローリングとカーペットをアール状のラインで切り替えることで柔らかな印象に。
直線ではなく曲線でゾーニングすることで、空間の流れがより自然に感じられます。
また、カーペット部分では「横になってゴロゴロする」ようなリラックスした過ごし方も。
素材の違いが、暮らしのリズムをさりげなく切り替える役割を果たしています。
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[関西でこんな風にリノベにするなら月々いくら?シミュレーションしてみました!]
▶︎▶︎▶︎こちらの事例のようにリノベするなら「約1300万円」が目安です。(注意:施工時期や地域によって金額が変動するため、最新の平均から算出した目安の金額です)
▶︎▶︎▶︎リノベローンシミュレーションは「月々約3.5万円」が目安です。(算出条件:リノベ費用のみ・金利は0.8%・支払い35年を想定。管理費・修繕積立金・駐車場代は含みません)
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リノベ事例03:「リノベ済み物件を自分好みに整える」

お客様が購入されたのは、実は「リノベ済み物件」。
ただ、その内装はシート素材が多く使われた、いわゆるツルツル・ピカピカ系。
好みとは違い「自分たちらしい空間にしたい」との思いから、再リノベーションを前提に購入を決めました。
物件探しをしているとよく目にする「リノベ済み物件」「リフォーム済み物件」。
確かに、購入後すぐに住める手軽さは魅力ですが、リノベ後のテイストが自分好みではないケースは少なくありません。
ハコリノベのお客様でも、同じように「リノベ済みだけど、もう一度リノベしたい」という方は実は多いんです。
「せっかくリノベ済みなのに、手を加えるのはもったいない…」そう感じる方もいるかもしれません。
ですが、立地・価格・間取り・周辺環境など、譲れない条件を満たしているなら、再リノベ前提での購入もひとつの選択肢。
自分たちの暮らしに合うように整え直すことで、より満足度の高い住まいをつくることができます。
注意点として、「リノベ済み」「リフォーム済み」の物件は、工事費用が物件価格に上乗せされていることが多く、
同じマンションでも価格差が出ることがあります。
相場より少し高く感じる場合でも、立地やポテンシャルを踏まえた上で「再リノベ前提」で検討する価値は十分にあります。
「リノベ済み」と物件情報に書かれていても、最初から候補外にしてしまうのはもったいないということ。
まずは一度、現地で「自分たちらしさを足せる余地」を探してみる。そんな視点で物件を見ると、選択肢は広がります。

リノベーションでは、ご夫婦の「お気に入り」を詰め込んだ圧巻の見せる本棚空間をつくりました。
ご主人のフィギュアやポスター、奥様のコケシや置物、そしておふたり共通のたくさんの本や漫画。
それらをただしまい込むのではなく、「見せて収納する」ことを大切にしています。
「物を減らす」「隠す収納」というお声が多い中、好きなものこそ目に入り、手に届く距離に置いておきたい。そんな想いから生まれた空間です。
既製家具では実現が難しく、リノベ済み物件のままでは満足できなかったというお客様。
この本棚こそ、自分たちでリノベする意義を感じられる象徴的な存在になりました。

本棚中央には、小上がり仕様の「ゴロゴロスペース」を設けています。
本を読んだり、昼寝をしたり、お子さまの遊び場にしたり。クッション下は収納としても使え、実用性と心地よさを両立。
ヌックや小上がり空間のリノベ事例としても人気を集めています。

リラックス感を支えているのは「素材の使い方」。
タタミや障子がなくても、屋久島杉の天井ルーバー、大谷石の壁や床、モルタル左官の壁、幅57mmの無垢オーク材など、
質感を活かした自然素材の組み合わせが、どことなく「和」の雰囲気を漂わせています。

彩度を抑えた落ち着きの中に、温もりと心地よさを感じる。
そんな、見せて暮らすための住まいが完成しました。
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[関西でこんな風にリノベにするなら月々いくら?シミュレーションしてみました!]
▶︎▶︎▶︎こちらの事例のようにリノベするなら「約1700万円」が目安です。(注意:施工時期や地域によって金額が変動するため、最新の平均から算出した目安の金額です)
▶︎▶︎▶︎リノベローンシミュレーションは「月々約4.7万円」が目安です。(算出条件:リノベ費用のみ・金利は0.8%・支払い35年を想定。管理費・修繕積立金・駐車場代は含みません)
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リノベ事例04:「物件との出会いも、ご縁のひとつ」

お客様が購入されたのは、94㎡というゆとりある広さを持ち、形の特徴的なマンション。
一般的なマンションは縦に細長い間取りが多く見られますが、こちらは玄関を中心に左右へ空間が広がる珍しいプランです。
間取りのBEFOREはこちら▼▼▼

広さに加えて角部屋、3ヶ所のバルコニー付きという、希少な条件が揃い、出会えたこと自体がご縁を感じる物件です。
物件探しの過程では、「気になっていたのに、あと一歩で購入できなかった…」ということもよくあります。
けれど、その経験を経て、思いがけずより良い条件の物件に巡り合う方も少なくありません!
どんなタイミングで理想の物件が現れるかは、誰にも読めないもの。
だからこそ、偶然の出会いもまた、物件購入の背中を押す理由になりますよ。

リノベーションでは、物件全体にゆとりがあったからこそ、ひとつひとつの空間を丁寧に作り込むことができました。
間取りのAFTERはこちら▼▼▼

玄関正面に位置する「ワークスペース」には、アイアンパーテーションを設置。
帰宅時に最初に目に入る景色をデザインとして楽しめるようにしています。

開閉可能な窓を設けたことで、玄関方向への換気にも活躍。
デスクや大容量の本棚、趣味のアイテムを見せて飾れるスペースとして、機能性と個性を兼ね備えた空間に仕上がりました。

廊下に設けた洗面スペースは、アールで囲うことでやわらかな印象に。
扉で仕切らずとも、身支度中の姿が丸見えにならないようプライバシーに配慮。
機能的でありながら、単調になりがちな廊下に華やかさを加える役割も果たしています。

キッチンはII型レイアウトを採用し、動線を短くしながらもダイニングのゆとりを確保。

配置にスペースが必要な丸テーブルを置いてもバランスよく収まりました。
また、ダイニングの壁沿いにはL型カウンター収納を設け、こうした収納がLDKにあるとスッキリとした暮らしに役立ちます。

ゆとりある間取りだからこそ、大きな家具やアート作品も自然と空間に馴染みます。
詰め込むのではなく、余白を楽しむ。
そんな暮らしが随所に感じられる、見応えのあるリノベーション事例です。
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[関西でこんな風にリノベにするなら月々いくら?シミュレーションしてみました!]
▶︎▶︎▶︎こちらの事例のようにリノベするなら「約2100万円」が目安です。(注意:施工時期や地域によって金額が変動するため、最新の平均から算出した目安の金額です)
▶︎▶︎▶︎リノベローンシミュレーションは「月々約5.8万円」が目安です。(算出条件:リノベ費用のみ・金利は0.8%・支払い35年を想定。管理費・修繕積立金・駐車場代は含みません)
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中古リノベでは選択肢の多さに迷ってしまったり、物件とリノベーションのバランスを崩してしまったりすることも少なくありません。
だからこそ「物件の条件」と「リノベの可能性」を同時に見極め、総合的に判断することが大切。
今回ご紹介したお客様のように、条件に妥協せず、物件のポテンシャルを最大限に引き出すリノベを行うことで、暮らしの満足度は高まります。
物件選びもリノベーションも、どちらかではなくどちらも自分たちに合う最適解を見つけること。
難しそうに感じるかもしれませんが、ひとつひとつの選択を納得しながら積み重ねていくうちに、気づけば理想の住まいにたどり着けるものです。
焦らず、自分たちのペースで「これだ」と思える答えを見つけていきましょう。
ハコリノベでは、家づくりのご相談やリアルな体験談を聞けるイベントを随時開催しています!
まずは、お気軽にイベントへご参加ください、お待ちしております。
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