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次の打合せから使える「マンションリノベ用語」解説

あがり・替え玉・つま・アポ・ぎろっぽん。なんのこっちゃな脈絡のない言葉たちですが、一度はどこかで聞いたことがありませんか。そんなニッチな世界の標準語である業界用語は、実はリノベ界隈でも存在します。

1:共用部分/共有部分 2:パイプスペース/PS(ピーエス) 3:躯体(くたい) 4:梁/柱型 5:二重床/床上げ

6:UB(ユニットバス)/1316・1616 7:在来浴室 8:斫る(はつる) 9:GL(ジーエル)工法/ボンド 10:スケルトンリノベーション/フルスケルトンリノベーション

ざっと挙げるだけでも10個はありますね。

さて、この中で知っていた言葉はありましたか?意味がわからなくても大丈夫です、今回はこれらのマンションリノベ用語を解説しますよ。

リノベスタッフ同士や職人さんから聞こえてきた業界用語溢れる会話。あの時聞いた、わかったようでわからなかった説明が腑に落ちるかもしれません。

マンションリノベ用語を知っておくと次の内見やリノベ打合せ内容がすっと入ってくるかも、これは知らなきゃ損!?

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1:共用部分/共有部分

「共用部分」とはマンションの住戸所有者で共同利用をする部分のことで、リノベで手を加えることが出来ない部分のこと。

主な共用部分は、バルコニー・パイプスペース(後ほど用語解説ありますよ)・玄関ドア(交換はNG)・サッシ(交換はNG)・マンションのエントランス、廊下、駐車場、駐輪場など。

スタッフが「ここは共用部分なので〜」と言った部分は、「リノベで手を加えられないのだな」と思ってくださいね。

■共用部分について詳しく解説したブログはこちらから→click here!「マンションリノベで何ができる?何ができない?これはOKな必殺技」

2:パイプスペース/PS(ピーエス)

「ピーエス」とスタッフがよく使う言葉、パイプスペース(PS)のことを言っています。
パイプスペースとは配管が通る空間のことで、図面でもPSとよく表記されていますね。(画像の青印部分です)

この空間の中には天井から床まで突き抜けている配管(画像の青印部分です)が中にあります。

マンションの上下階まで繋がっている配管なので「リノベでパイプスペースは位置を変更できない」ということも覚えておいてください。

3:躯体(くたい)

「躯体(くたい)」とは建物の骨格部分のことで、マンションの場合多くはコンクリートの構造体部分を意味します。コンクリートの天井部分や梁、柱、隣の部屋との境界壁を躯体と呼ぶことが多いですね。

この画像ではコンクリートが剥き出しになった壁と、見づらいですがコンクリートにホワイトで塗装した天井が躯体です。

「躯体現し(あらわし)」とは「コンクリートを剥き出しにした状態」とイメージしてくださいね。

4:梁/柱型

「梁」とは天井の近くにある水平方向の力を支える構造体のこと。(画像では黄色印の部分です)マンションの場合多くは構造体なのでリノベで撤去はできないと思っていたほうが良いです。

マンションでの「柱型」とは構造体を指すことが多く(画像では青印の部分です)その場合も撤去はできないですよ。

5:二重床/床上げ

コンクリート床の上にさらに床を作り二重の構造になった床が「二重床/床上げ」です。

画像のようにコンクリートの床にボルトを立ててその上にフローリング等の床材を張る床をつくります。ボルトの上に敷いた板の上に捨て張り(でた、業界用語。=もう一枚板を敷く)をしてその上にフローリングを張ります。

ちなみにこの床と床の間の空間ではこのように配管や電気の線を通していたりしますよ。

内見時や現地調査の時にスタッフが「ここは二重床です」と言った足元の構造はこんな感じになっているのですね。

また、二重床に対して「直床(じかゆか)」という言葉もあり、直床ではコンクリート床の上にそのままフローリングを張ります。その際のフローリングは裏に遮音用のクッション素材がついているので、歩行時に床がフワフワと感じられます。

6:UB(ユニットバス)/1316・1616

「UB(ユービー)」とはユニットバスのことで、つまりお風呂ですね。ちなみにスタッフがユニットバスの中でぶつぶつと唱えている謎の数字「1316、1317、、1616」はユニットバスのサイズ規格のことですよ。

1316の場合、13は短い方向の長さ(約130cm)16は長い方向の長さ(約160 cm)を表します。自宅のユニットバスサイズが気になる場合、多くは扉の上の方に貼っているシールに書かれていますよ。

7:在来浴室

「在来浴室」とはオーダーメイドで作られたお風呂のことで、ユニットバスではなかなかない床や壁にタイルが使われていることが多いです。

築30年以上程の戸建て住宅では在来浴室が採用されていることも多く、実家は在来浴室ということも多いのでは?マンションでは在来浴室が禁止されていることもあるので希望の際はご注意を。

8:斫る(はつる)

聞き慣れない言葉「斫る(はつる)」とは、主に現場でコンクリートを部分的に解体したり削って整える作業のことを意味します。ほとんどがスタッフ同士や職人さんとの会話で出てくる言葉ですね。

解体工事の際に行われることが多いですが、非常に大きな音と振動が伴うため、作業時は近隣への配慮が必要です。

9:GL(ジーエル)工法/GLボンド

「GL工法」とは石膏ボード(=壁に張る板材のこと)を特殊なボンドで躯体に貼り付けて壁(梁の場合もあり)をつくる方法です。

また、この特殊なボンドのことを「GLボンド」と呼び、GL工法で張られた板を解体すると躯体のコンクリートに画像のような白っぽい丸状の跡が残ります。(画像では梁にGLボンド跡がついています)

コンクリートを剥き出しにしたい場合、部分的にこのGLボンド跡がでてくることも。このボンド跡、綺麗さっぱり消せないんですよね。。そのまま活かすか、隠すか、みなさん悩みどころです。

10:スケルトンリノベーション/フルスケルトンリノベーション

「スケルトン(フルスケルトン)リノベーション」とは、上の画像のように躯体であるコンクリートの骨組みがすべて見えるまで内装や設備、天井・壁・床の下地まですべて解体撤去しリノベで作り変えることを意味します。

また、リノベでは上の画像にある青印のように活かせる壁下地(躯体壁の上に張った石膏ボードは残し、壁紙だけ張り替える)は残すことも可能です。解体する範囲が減るので工事費用を抑えられ、廃棄物の量も少なくできますね。

この場合、厳密には「スケルトンリノベ」ではないので、特に躯体が見えるまですべて解体したい場合は「既存のものを残さない、スケルトンリノベを希望!」と伝えてくださいね。ここは認識がズレやすい部分なので重要です。

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以上がマンションリノベ用語解説でした。疑問が解消されスッキリできましたか?
知っておくと内見やリノベ打合せで話の理解がスムーズになりますね。

リノベではお客さまにとって聞き慣れない建築用語が多く、スタッフも伝わりやすい言葉での説明を大切にしていますが、認識のズレがあってはリノベの仕上がりにも影響が出てしまいます。

「その言葉ってどういう意味ですか?」という質問もスタッフは大歓迎ですので、遠慮せずに確認してくださいね。

むしろ、次の打ち合わせからドヤ顔でリノベ用語を使いこなしましょう。お客さまから「斫る(はつる)」ワードが出てくるとスタッフはビビりますよ。

最後に上級編リノベ用語。現場確認中のスタッフ独り言より「解体工事が終わって次は墨出しだな。ここの既存窓枠はばちってるから、入替えの時は壁を少しふかすか。このあたりは床鳴りに気をつけて、ここの棚はヒモ固定の予定だな。」

どこまでわかりましたか?意味はハコリノベスタッフに聞いてみてくださいね。

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