CONTACT
CATEGORY RENOVATION

人気リノベアイデアを紹介「ヌック」を取り入れた暮らし

「狭いけど、それが良い」そんな、おこもり感あふれるスペース好きにぴったりなのが「ヌック」です。

ここ数年、リノベ事例やSNSで注目されており、ハコリノベでもヌックを取り入れた住まいが人気!

そこで今回は話題の「ヌック」をピックアップします。

「ヌックって何?」というところから、リノベのアイデアまでご紹介。話題のヌックについて要チェックです。

ヌックって何?

△△△このようなスペースを見たことはありませんか?これが「ヌック」です!

ヌック(nook)とは、「隅っこ」や「小ぢんまりとした場所」「こもれるスペース」といった意味をもつ英単語です。

プライベート感のある、小さくて居心地の良い空間であり、カフェの席や最近では住宅でも取り入れることが増えています。

ちなみに、静かに読書をするような部屋の片隅にある落ち着いたスペースを「読書ヌック(reading nook)」

キッチンや窓辺にある、朝食をとるための小さなダイニングスペースを「朝食ヌック( breakfast nook)」 なんて呼ぶこともあります。

知らず知らずのうちに家にヌックなスペースがあるかもしれませんね。

ヌック人気の理由とは?

ヌックが注目され始めたきっかけは2020年以降のコロナ禍でした。

コロナ禍では生活が大きく変化し「外出が少なくなった」「自宅で過ごすことが増えた」方も多いですよね。

この頃から家は生活する場だけでなく、職場や学校に変わる場所にもなり、オンラインで会話をしたり、動画を見たりと、家族全員が自宅で過ごす時間が増えました。

暮らしの変化が、住まいで求めることにも影響し「家族と過ごす場と1人で過ごす場の両方が欲しい!」という声が急増。

今や、リビングやダイニングの一角にワークスペースを設けることは珍しくありません。

特にリビングの使い方には変化が生まれ、家族とリラックスする場に、家族から孤立せずに1人の時間を過ごせるスペースをプラスすることが多く見られます。

そこで、ヌックは個室ほど閉ざされておらず、開放感がありつつも囲まれたスペースなので、1人時間を過ごすのにぴったり!

多くの方が体験した、生活の変化に対応できる解決策が「ヌック」だった。ということもあり、最近の人気に繋がっていると考えられます。

ヌックの活用方法は?

ヌックといえば、コンパクトなスペースで本を読むなど「リラックスする場所」というイメージを持つ方も多いのでは?

ヌック自体は「小ぢんまりとした、こもれるスペース」ということもあり、ヌックの具体的な使い方は自由です。

読書はもちろん、仕事をしたり、お昼寝をしたり、子ども用のスペースやペットがくつろぐ場所として使ってもアリ。

△△△こちらのお住いのように、ワークスペースとベンチがあるリラックススペースが組み合わさった使い方もできます。

このように、ヌックを取り入れたスペースのレパートリーはたくさんあります。

ヌックで大切なサイズ感

ヌックは「小ぢんまりとした場所」ということもあり、そのサイズ感が大切!

サイズ感の目安は1〜3畳程度と狭すぎず広すぎない、居心地の良いコンパクトな空間が理想です。

広すぎると(4畳に近づくほど)部屋っぽくなり、小ぢんまり感が薄れた空間になることに。

△△△サイズ感の参考に、こちらは小上がりで人気の事例。ゆったりとしたスペースになるほどおこもり感は減少するので、使用目的とサイズ感のバランスは重要です。

また、ヌックは囲まれた空間なので、狭すぎると圧迫感を感じ、居心地が悪くなる可能性もあります。

特にワークスペースとして使用する場合には「閉鎖的すぎると気持ちが沈んでしまう」といったお声もあります。

また、ヌックで「何をして過ごす」という点は、サイズ感に大きな影響を及ぼします。
例えば、ヌックの中で座る。横になる。といった目的次第でサイズは変わります。

ヌックの奥行きを決める際には、肩幅よりも大きい70cm以上は最低でも確保すると良いでしょう。

また、ヌックの中で座ることも考えて、ヌック内の高さは120cm以上(ロフト上の天井高さくらいのイメージ)は確保したいところです。

ヌック事例の中では、上記の事例のように床から1段上がっているデザインも多く見られます。
ヌックのサイズが大きすぎると小上がりスペースになるので、そのさじ加減が大切。

リノベではまだまだ人気の「小上がり」ですが、工事費が高い・小上がりスペースの確保が難しい等の理由で諦めることもあります。

サイズ感的にも比較的、間取りに取り入れやすいので、小上がり代替案にヌックを検討してみても良いですね。

ヌックといえばおこもり感

ヌックで大切な要素といえば「おこもり感」。

おこもり感とは感覚的な表現ではありますが、自分の部屋や空間にこもっているような安心感・落ち着き・包まれ感を意味し、人目を気にせずに自分だけの空間で静かに過ごすイメージです。

おこもり感のある空間では外からの情報(音、光、視線)を減らせるので、神経の緊張がゆるみ、体と心がリラックス状態になります。

おこもり感のある空間が支持される理由にはこういった事も一因なのですね。

また、ヌックの包まれている雰囲気を出すためには三方を壁や布で囲むと完成度が高まります。

ポイントは視界を限定すること。周囲の環境との距離が生まれ、気持ちが落ち着きます。
ヌックを作る際には「視線」を意識してみてください。

ヌックの床は何で仕上げる?

直に座っても心地よいか?、温かみや柔らかさはあるか?ヌックという特別な空間になっているのか?
おこもり感のあるヌックでは、床が居心地を左右するポイントです。

ここではヌックの床パターンをご紹介します。

・マット

厚みがあり、沈み込む感触がある座れるマットでは、本を読んだり動画を見たりと、ヌックをリラックススペースとして使用する方におすすめです。

背もたれやクッションを添えると巣ごもり感がUPしますよ。

・ラグ、カーペット

ヌックの形に沿ってぴったりと敷くことで、ヌックの特別感がUP

家具も置きやすいので、小上がりなしのヌックでもおすすめの床仕上げです。

・タタミ、麻やコットンの敷物

タタミがある空間はまだまだ人気。タタミのあるスペースとヌックをミックスしてみませんか?

コンパクトなスペースなら取り入れやすいことも。

タタミの他にも麻やコットンなど、肌触りの良い自然素材を取り入れるとリラックス感がUPします。

このようにヌックの床は選択肢がたくさん。

夏はリネン系。冬はフリースやボア系など、季節によって素材を変えるとヌックの中でも快適です。

ヌックにおすすめの場所

1〜3畳程度の場所でおこもり感をだしやすい、ヌックにおすすめのスペースは家の中でどこにあるでしょうか?

参考に下記の場所はいかがでしょうか?

・窓際

外の様子がわかる場所はヌック向きです。小ぢんまりとした閉塞感がでやすいヌックでは、窓といった開放感をプラスする要素があると居心地の良さに繋がります。

マンションでは玄関側の腰高窓周辺がヌックをつくりやすいですよ。

・部屋のコーナーや家具横のデッドスペースになりやすい部分

ワークスペースやお子さんが宿題をするようなスタディスペースには、リビングやダイニングの一角や本棚横の使っていない空きスペースなどがちょうど良いことがあります。

他にも造作本棚の一部に腰掛けられるようなヌックスペースをつくっても、インテリアに溶け込むヌックになります。

・階段下

戸建て物件やメゾネットタイプのマンションでは、わざわざ作らなくても、すでにほど良いおこもり感が漂う階段下がヌックにぴったりなスペースです。

家族のリラックススペースはもちろん、ペットの就寝スペースなど用途も幅広く使えます。

ヌックのデメリット

人気のヌックですが、デメリットになりうる注意点もあります。

取り入れる際は下記の点に気をつけてください。

・コンパクトなスペースが使いにくい

ヌックは小ぢんまりしているゆえに、ワークスペースとして仕事や勉強をする時に、作業スペースが狭く感じることがあります。

デスクとして活用するスペースとしては、パソコンやノートを広げにくいといった不満を感じてしまうこともあるので、ゆったりとしたデスクで仕事や勉強をしたい派はサイズ感に注意しましょう。

・照明や換気が不十分の場合、居心地悪い環境に

部屋の隅や階段下といった風通しが悪く空気がこもりやすかったり、自然光が入りにくい場所にヌックをつくると、かえって居心地が悪くなってしまうことがあります。

特に暑い、寒いといった温度変化はヌックの居心地に影響大です。冷暖房の効果を得られる位置にヌックは配置しておきたいです。

また、忘れがちなのがヌック内の照明やコンセント計画について。本を読む手元が暗かったり、コンセント無しではできる作業が限られる場合があるので、有効にヌックを活用できるように、ヌック内の環境にも気を配りましょう。

・長時間過ごすと体が疲れてしまう

ヌックではくつろいだ姿勢に偏りがちになり、長時間過ごしていると姿勢が崩れ、腰や首が痛くなることがあります。

特に床に座る場合や低い椅子の場合だとこうした症状が現れやすいので対策が必要。

柔らかすぎないクッションを敷く、体勢を変えられる程のスペースを確保するなど、長時間ヌックで過ごしても楽な姿勢を保てるインテリアを取り入れましょう。

・ヌックが物置きになりがち

ヌックは服やカバンをちょっと置いておける、便利なスペースであるがゆえについつい油断すると物置になる確率大なスペースです。

物を置いてしまうと、読書やお昼寝スペースといった本来の目的で使わなくなってしまい、どんどん物を置いてしまう。という悪循環に陥ることも。

そうすると物置の様子や散らかり具合がストレスに感じてしまうことも考えられます。

ヌックはこうした危険性があることも考慮したうえで採用を検討したいですね。

・孤独を感じてしまう可能性あり

ヌックを作る位置にも注意が必要です。

ヌックを家族が集まるリビングから離れた位置に作ってしまうと、コミュニケーションの機会が減ってしまい、孤独感を感じてしまうことも。

または、居心地が良すぎて引きこもりがちになることが可能性としては考えられます。

1人になれるスペースが欲しい場合でも、上記のようなケースが発生することを考慮した上でヌックの採用を検討しておきたいですね。

ヌックは居心地が良いスペースなので、家族で取り合いになることもあります。この場合では、時間を決めて出る習慣を作るなど、ルールを用意するとよいでしょう。

・ヌック自体に工事費用がかかる

ヌックの内部に小上がりを作ったり、周囲に本棚を作ったり、内部を塗装したりと、ヌック自体に装飾を加えると工事費がかかってしまうことがあります。

コンパクトなスペースですがこだわりすぎると、思ったよりも高価になることも。

特別なスペースにはなりますが、費用とのバランスもご注意です。

ヌックを取り入れたリノベ事例紹介

こちらのお住いでは、玄関横にある窓際にヌックを配置。

腰高窓の高さに合わせて、ベンチを造作で作りました。
ベンチ上にはマットを敷き、ちょこんと座りながらくつろぐスタイルです。

ヌックは窓サイズ程の横幅なので大人が寝転がることはできませんが、側面の壁にもたれながら大人1人がゆったり座るには、十分なサイズです。

ヌック周りには収納棚があり、本を取り出してそのまま読書も可能。

ヌックの場所は家族が集まるリビングからは離れた位置にあるので、1人の時間に浸りたい時にぴったり。
実際に家族で取り合いになるほどの人気のスペースなのだとか。

また、ベンチ下は引き出し収納になっていて、中には靴を収納しているとのこと。
見かけ以上にたくさんの靴が入るので助かります。

人気の土間収納スペースとヌックを組み合わせた空間づくりで、土間を収納だけで終わらせない、有効活用している点も良いですよね。

ご紹介のリノベ事例はコチラ▽▽▽

Life is journey[Click Here]

ーーーーー

こちらのお住いではリビングの一角にヌックを配置。

大人と子どもが座っても十分なサイズ感です。

おこもり感はありつつも、リビングから中の様子がわかりやすく、子どもが中で遊んでいても目が届きやすいのは助かります。
さらに、小さなお子さまのお昼寝スペースとしても使えますよね。

こちらのヌックはしっかりと囲まれつつ、2畳程の広さもあるので、ちょっと個室感があるのもポイント。

将来的には書斎のように使ったりなど、ライフスタイルに合わせて使い方を変えられます。

そして、何よりリビングの一角にあるのでヌックに籠もっていても孤独感を感じないのは嬉しいポイントです。

ヌックに腰掛けながら、ソファに座る家族とおしゃべりもできる。ヌックとの距離感が参考になるリノベ事例です。

ーーーーー

こちらのお住いでもリビングの一角にヌックを配置。

ですが、ベンチを設置していない点に注目です。
今の使い方としてはベッドをヌック内に配置し、ごろごろできるリラックススペースとして使用。

両側には棚を設置しているため、本をたくさん収納できます。
この本棚との距離感がヌックのメリットですよね。

また、将来的にはこのスペースを書斎としても活用可能、デスクを置くのにも十分なスペースがあります。

こんな風にヌック内をあえて作り込まないことで、今後の使い方に選択肢をたくさん持てることはメリットです。

ご紹介のリノベ事例はコチラ▽▽▽

THE HYGGE[Click Here]

ヌックから考える、これからの住まいとは?

ヌックのある暮らしはいかがでしたか?

ヌックといってもその使い方は様々。
使い方によってヌック内のインテリアも変化していく、実は奥深いスペースです。

コンパクトゆえに間取りに取り入れるハードルが低めなのも嬉しいところ。
個室が欲しい!よりもヌックが欲しい!の方が希望が通りやすいかもしれませんよ。

また、紹介にもありますがコロナ禍以降では、多くの方に家での過ごし方の変化が見られます。

リビングに家族が集まっているけれど、ソファでのんびりしている人もいれば、デスクで仕事をしている人もいる。

こんな風に、同じ場所でそれぞれが思い思いに過ごすことはよくある光景となり、ソファやダイニングテーブル以外にも居場所が必要とされています。

そこで、これからの家づくりでは居場所の選択肢が充実していると、居心地の良さにつながるのではないでしょうか。
リビングでくつろぐには「ソファに座る」だけではもう不十分なのかもしれません。

ヌックをはじめ、小上がりスペースや、1人がけの椅子だったり、形は様々ですが、こうした1人になれる居場所は家の中にありますか?こうした視点を間取りの検討でも取り入れたいですね。

注目を集めているヌックは、まだまだ可能性を秘めているアイデアです!リノベをお考えの際一度、ご検討をおすすめします。

_________________________________________

 

▼▼施工事例▼▼

ハコリノベの事例一覧はこちら >> 施工事例

▼▼EVENT▼▼

見学会情報や相談会はこちら

>> 関西エリアイベント情報

>> 関東エリアイベント情報

_________________________________________

資料請求ページはこちら >> Click Here

ご来店問合せはこちら >> Click Here

(ご来店希望日時をコメントにご記入願います!)

BACK TO TOP