WORKS 106

Wallscape in the house.

集合住宅の一室のリノベーション計画です。 この住戸は、もともと中央部分の躯体壁により専有部分の空間が東西に分断され、東側はパブリック、西側はプライベートと性格的にもくっきり分断され、スペックは良くてもそれぞれの空間を弄び、その豊かさを享受しにくい間取りでした。 そこで考えたことは、ネガティブに扱われている躯体壁にまとわりつく悪しき壁面収納の身ぐるみをはがしてあらわにすることで、空間を分断するものから、空間を取り持つものへと変換させられないかと試みました。 プランとしては、身ぐるみをはがされ、独立したその”一枚の壁”が専有部分の空間全体の起点になるようにご要望に応じた部屋や機能を配し、またそれぞれに回遊性も持たせゆったりとしたゾーニングとなっています。インテリアとしては”一枚の壁”のコンクリート現しを中心にオークやタモ、モルタル、ステンレスといったオーソドックスな材料を使いながらも、クライアントのお人柄が伺えるような大らかな印象を与えるようなディテールや素材感に注意を払いながら、シンプルながらも存在感のある構成に設えています。 日々移ろう”一枚の壁”が広がる風景を歩きながらその豊かな時間を享受し、大らかなインテリアに囲まれて暮らすことで、最上階のワンルームがより特別なものになっていけばと願っています。

PHOTO GALLERY

MOVIE GALERY

Wallscape in the house.

DESIGN PLAN

プラン概要

集合住宅の一室のリノベーション。もともと中央部分の躯体壁により専有部分の空間が東西に分断された間取りで、中央部分の躯体壁を"空間を分断するもの"から"空間を取り持つもの"へと変換を試みました。独立したその”一枚の壁”が専有部分の空間全体の起点になるようにご要望に応じた部屋や機能を配し、またそれぞれに回遊性も持たせゆったりとしたゾーニングを実現しました。

before
after
工期
2ヶ月半
改装費用
約1745万円
施工面積
118.47㎡
家族構成
築年数
13年
所在地
京都市下京区
WORKS 106
この事例に登録されているタグ
LIVING・DINING ENTRANCE・HALL KITCHEN SANITARY BED ROOM STORAGE TILE SKELETON WOOD OPEN PIPE FLOORING SHELF FURNITURE INTERIOR

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