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人気リノベアイデア[造作洗面]がある暮らし

忙しい朝の身支度も、夜のスキンケアタイムも。

1日の始まりと終わりに向き合う「洗面空間」は、実は暮らしの満足度を支えている場所。

だからこそ、リノベでも人気が高いのが既製品ではなく、暮らしの習慣や好みに合わせてデザインする 「造作洗面」。

水栓や洗面ボウルはもちろん、素材、収納、照明、ミラーのサイズや形まで自由に選べることから、多くの方が取り入れています。

今回は、造作洗面の「こだわりたいポイント」を実例とともにご紹介。

コンパクトな空間だからこそ、予算的にもリノベで取り入れやすく、センスも発揮しやすい場所ですよ。

「身支度の時間も気分が上がる」そんな洗面スペースづくりのヒントを、ぜひリノベで役立ててください。

そもそも「造作洗面」って何?

リノベについて調べ始めると、よく見聞きするようになる「造作洗面」というワード。

この「造作洗面」とは、既製の洗面台(お馴染みの箱型洗面台)をそのまま設置するのではなく、空間や暮らし方に合わせて一から設計・施工するオリジナルの洗面台のことです。

ご参考に一般的な水まわりメーカーの洗面台はこちら▼▼▼

引用) Panasonic公式HP

一方で造作洗面はもっと自由なデザインが特徴▼▼▼

メーカー既製品との大きな違いは、使えるパーツに制限が無いこと。「この中から選んでください」という標準仕様がありません。

サイズ、素材、設備(水洗・洗面ボウル)、収納レイアウトまで自由に決められるため、使い勝手とデザイン性を両立できるのが大きな魅力。

ちなみに、「造作」とは大工造作や家具屋さんでのオリジナル製作ということで、メーカーの既製品ではないことを意味しています。

造作洗面にすると例えば、朝の支度が二人同時にできるよう横幅をスペースに合わせて数センチ単位で広くしたり、メイクする人は照明を調整しやすい位置に、など「自分たちの生活習慣」をベースに組み立てられます。

また、洗面ボウルや水栓、タイルや木天板など素材を自由に組み合わせられるため、ナチュラルにも無骨な感じにも、好みのテイストを洗面で表現できる点も人気の理由。

毎日使う空間だからこそ、心地よさや機能性にこだわりたい。そんな方に選ばれているのが造作洗面です。

造作洗面を構成する8つのポイント

造作洗面は、既製品では叶えにくい「自分たちらしさ」や「使いやすさ」を形にできるのが魅力。

どこにこだわるかで、仕上がりも満足度も大きく変わります!

ここでは、「造作洗面をつくる上でこだわりたい8つのポイント」をご紹介します。

① 「ボウル選び」で、使いやすさが変わる

洗面ボウルは、造作洗面の印象と使い心地を決める大切なパーツ。

形や素材によって、見た目だけでなく使い勝手による「日々のストレス」が変わります。

代表的なのは、置き型のベッセル型と、天板と一体化した一体型、天板にはめ込むような納まりの埋め込み型

ベッセル型洗面台がこちら▼▼▼

ベッセル型はデザイン性が高く、ボウルを主役にできる一方で、縁が高いため水ハネが気になることもあります。

一体型洗面台がこちら▼▼▼

一体型は、天板との継ぎ目が少なくお手入れがしやすいのが魅力。シンプルで清潔感のある印象に仕上がります。

埋め込み型洗面台がこちら▼▼▼

埋め込み方はベッセルと一体型のちょうど中間型のようなデザイン。ボウルとカウンターの素材が異なる場合などによく使われます。

ボウルの素材では、一番多いのが「陶器」次いで、「人工大理石」「ホーロー」などがあり、それぞれ表情が異なります。

どれを選ぶかはカウンターとの組み合わせをイメージすると決めやすいですよ。そして、ボウル選びはデザインだけでなく「使いやすさ」の視点をお忘れなく。

② 「水栓選び」は、習慣に合わせて

水栓は小さなパーツですが、使い勝手に直結する重要なアイテム。

デザインだけで選びがちですが、実は「どんな動作が楽になるか」まで考えることがポイントです。

定番の混合水栓のほか、近年は清潔に使える自動水栓も人気。ハンドソープや歯磨きのときにレバーに触れずに使えるため、水垢や汚れがつきにくいメリットがあります。

ボウル掃除のしやすさや髪を濡らすために、引き出しシャワー水栓を希望する方も多いですよ。

形状も、壁付け水栓台付け水栓(立水栓)で印象が変わります。

壁付け水栓がこちら▼▼▼

壁付けは水垢がたまりにくく、見た目もすっきり。

台付け水栓がこちら▼▼▼

台付け水栓は施工しやすく、選択肢も壁付け水栓より豊富です。

近頃では、壁付け水栓でもお手入れのしやすい「ハイバックカウンター」を希望する声も増えてきました。

ハイバックカウンターを取り入れた造作洗面がこちら▼▼▼

また、吐水位置がボウルの中央に来るかは実はとても大切。水ハネしにくく、手が洗いやすい位置か現物や図面で確認しましょう。

暮らし方にあった水栓を選ぶと小さなストレスが減り、洗面時間が快適になりますよ。

③ 「カウンター」は心地よさにつながる

カウンターは、洗面空間の作業性や美しさを左右する存在。
ポイントは、ものを置ける「余白」をつくってあげることです。

洗面ボウルの両側に少しスペースがあると、メイク道具やスキンケアを広げやすく、忙しい朝もスムーズ。

幅は最低でも90cm前後、ゆとりがあるなら100〜120cmを目安にすると快適です。

素材は空間の雰囲気づくりにも関わります。

▼▼▼木製カウンターは温もりがあり、自然素材の風合いが好きな方に。

▼▼▼モルタルのカウンターも洗面の世界観を印象付けるので人気です。

▼▼▼ボウル一体型カウンターは掃除がしやすく、ミニマルな印象に仕上がります。

どの素材も魅力があるので、機能性と世界観のバランスで選ぶのがポイントですよ。

④ 「ミラー」で印象が変わる、油断できないポイント

ミラーは姿を映すだけでなく、空間の印象にも大きく影響します。

横幅をカウンターいっぱいに広げたワイドミラーは、空間が広く見え、夫婦で並んで身支度したい場合にもおすすめ。

▼▼▼縁のあるフレームミラーはインテリア性が高く、洗面台を印象的に見せてくれます。

▼▼▼収納を兼ねたミラーキャビネットは、生活感の出やすい細かな道具をすっきり隠せます。整理整頓が苦手な方にもおすすめです。

ただしキャビネットの奥行きがあるため、洗顔時に前かがみになりにくくないか、動作イメージを確認しておくと安心です。

ミラーは別途、お客様で用意されることもありますがサイズ感に悩んだり「イメージするミラーがなかなかない!」と苦戦しがちなポイント。

造作洗面を検討する際はミラーデザインも含めて相談することをオススメします!

⑤ 「照明」で洗面にポイントを

照明は、洗面時間の心地よさを大きく左右します。特にメイクやスキンケアを行う場所だからこそ、光の色や当たり方が重要。

上部から照らすダウンライトだけだと影が出やすいため、顔まわりをふんわり照らすミラー横や上部の照明を組み合わせると、自然で美しい印象に。

色味は、電球色〜温白色が肌を健康的に見せ、リラックス感も得られておすすめ。

▼▼▼ペンダントライトやブラケットライトを取り入れると、洗面空間が洗練された印象に。

気に入った空間を洗面空間に取り入れるだけで、個性を感じるスペースに仕上がりますよ。

▼▼▼ちょっと冒険なデザインの照明も洗面だったら取りれやすいことも。

洗面時間の快適さを支えるメイン照明とは別に、遊びの要素があってもリノベが面白くなりますね。

⑥ 収納は「見える・隠す」のバランスが大切

洗面まわりは小物が多く、すぐに散らかりやすいスペース。収納は見せると隠すのバランスを整えることがポイントです。

▼▼▼使用頻度の高い小物は、ワンアクションで出し入れできるオープン棚やカゴ収納に入れて。

来客時に見せたくない日用品やストック類は、扉付き収納にしまうと生活感を抑えられますよ。

▼▼▼引き出し収納では小物を整理しやすく、家族それぞれのスペースを作るのにも便利。

収納計画では、収納量ばかりを追わず、必要なものが必要な場所にあるかを基準に考えると失敗しません。

整った収納があると洗面スペースがより洗練された印象に。

⑦ 「壁のデザイン」で、洗面空間に個性を

壁は洗面空間の雰囲気を決める大きな要素。タイルは耐水性が高く、表情豊かな素材感が魅力。

色や貼り方で雰囲気が変わり、白なら清潔感、グレーやベージュなら落ち着いた印象に。

小さめタイルは可愛らしく、大判タイルは上品でホテルライクに仕上がります▼▼▼

鏡の面だけタイルにする、1面だけ色を変えるなどアクセントを入れると、造作洗面らしい特別感が出せます。

他にもキッチンパネルを洗面に取り入れてもOK。キッチンでも多く使われるお手入れのしやすい素材なので洗面にもおすすめですよ。

▼▼▼壁にモルタルを取り入れたデザインも人気です。

タイル以外にも壁に使える素材はたくさん。どんな素材を組み合わせるか、ここで一気に洗面の雰囲気が変わります。

⑧ 「タオル掛け」は動線の仕上げ

意外と後回しにしがちなタオル掛けですが、実は暮らしやすさに大きく関わるパーツ。

▼▼▼手を洗ったすぐ横にあると動作がスムーズで、手からの水が床に垂れにくくなります。

おすすめは、洗面ボウルから手を伸ばして届く位置に設置すること。

▼▼▼壁付けのほか、カウンター下にバーを付けるタイプも人気です。

家族が多い場合は、人数分掛けられる長めのバーや、フック型で複数掛けられるものも便利。

素材やカラーを水栓や照明と揃えると、空間に統一感が生まれます。

また、タオルを見せたいか、隠したいかで選び方が変わるため、暮らし方をイメージして決めるのがコツ。

ほんの数十センチの位置調整で、使い勝手が変わります。

造作洗面を取り入れた暮らし・リノベ事例紹介

ーここからご紹介の「造作洗面」リノベ事例は、ハコリノベインスタグラムでもご覧頂けますー

チェックはこちらから▶︎▶︎▶︎ハコリノベInstagram[Click Here]

事例①玄関の近くに造作洗面アリ

こちらの造作洗面台は、玄関の近くにレイアウトしています。

帰宅時にすぐに手を洗えるようにと、コロナ禍以降特に、洗面所ではなく玄関近くや室内廊下の一角に洗面スペースを設ける事例が増えています。

これまでの洗面所のように比較的プライベートな場所ではなく、オープンな場所に設置することもあり、洗面のデザインにこだわる方も多いですよ。

洗面カウンターはモルタル仕上げに。水栓を設置している壁までモルタルで立ち上げることで、一体感のあるデザインに。

立ち上がり部分もモルタルなので、水濡れにも強い素材で仕上がりました。

この立ち上がり部分にはよく見ると、モルタルがくり抜かれたニッチ収納があります。

置き場所に困りがちなハンドソープ類をこちらに収納。壁の厚みを利用したユニークな収納アイデアです。

洗面のサイズは比較的コンパクトですが、片側の壁がないオープンな配置なので「狭さ」は感じにくいのがポイント。

設置場所が限られている場合には、このように壁の有無だけで開放感は調整可能です。

■ご紹介のリノベ事例はこちら▶︎▶︎▶︎アールの向こう側[Click Here]

事例②人気急上昇!ハイバックカウンター×造作洗面

こちらの造作洗面は、カウンターとボウルの継ぎ目がなく、同一素材で仕上がったもの。

さらに、カウンターが同じ素材のまま背面まで立ち上がり、壁からニョキっと水栓が取り付いている「ハイバックカウンター」を採用。

一般的な壁付け水栓では水栓の周りが濡れると、掃除がしにくかったりするのですが、このようにボウルと同素材の壁ならお手入れもしやすい。

近年、ご要望が増えてきた洗面のスタイルです。

水まわりメーカーの既製品洗面台ではこのスタイルをよく見かけますが、造作洗面では難易度が高い仕様でした。

そこで、既製品のボウルを取り入れつつ、洗面の土台は造作でつくるといった、まさに造作洗面ならではの方法で実現しています。

また、こちらの事例では洗面カウンター下の前幕板やオープン収納棚はラワン材を使って造作仕上げ。

このように自然素材を組み合わせることで、お部屋の雰囲気にも合わせやすくなりますよ。

正面の壁にはお気に入りの「タンバリンタイル」を取り入れました。

こういった、見るだけで気分が上がる素材を取り入れると、洗面がちょっと特別な場所になりますね。

■ご紹介のリノベ事例はこちら▶︎▶︎▶︎Runsaus[Click Here]

事例③ゆとりある造作洗面

こちらの造作洗面は、幅の広さがポイント。大人二人並んでもまだまだ余裕がある、ゆったりとした洗面スペースです。

お客様からの声を聞いていると、洗面カウンターの横幅に余裕があるほど「使いやすい」というお声が多数。

洗面所のスペースに限りがある場合などは、思い切って「室内廊下」に洗面を配置すると、サイズアップしやすいこともありますよ。

また、ミラーも横長の大きなサイズを選択。

複数人が一度に使えるミラーは使い勝手が良いですよ。

既製品では気に入ったデザインやちょうど良いサイズが見つからないことも多いので、そういった場合にはデザイナーにぜひご相談を。

ミラーもオリジナルサイズにオーダーが可能なので、空間に合わせたサイズでミラーをご用意くださいね。

さらに、ミラー面の壁には一面、モザイクタイルを貼っています。

白のタイルに白のタイル目地を入れているので、スッキリとした印象に。

洗面所のタイル選びは「沼」と呼ばれるほど、その種類の多さに迷われる方続出。ここは是非ともお気に入りのモノをお選びくださいね。

タイル選びを楽しまれる方はたくさんいらっしゃることもあり、リノベの面白さを体感する部分です。

■ご紹介のリノベ事例はこちら▶︎▶︎▶︎Greenery[Click Here]

事例④意外なアイテムを取り入れた造作洗面

こちらの造作洗面では、正面の壁に「キッチンパネル」を使用しています。

キッチンでも使われていることから、その清掃性は抜群!拭き掃除もしやすいですよ。

さらに、大判のタイルのように継ぎ目が少なく、柄も豊富。
タイルのお手入れに自信がない方には特におすすめの素材です。

また、洗面まわりでは収納の充実度も大切。

化粧水、ヘアアイテム、マウスケアなど、小さいものをたくさん収納しないといけないですよね。

ここで最近、ハコリノベのお客様が多く採用されているのが洗面まわりのニッチ収納。

壁に馴染ませるような枠がない収納扉をプッシュすると、扉が開く仕組みです。

中にはたっぷりと小物が収納でき、普段はその存在感がほとんどない佇まいが支持されています。
今回ご紹介した事例でも実はほとんどが採用されていますよ。

見せるべき部分と隠す収納のメリハリを出しやすいのがポイントですね。

■ご紹介のリノベ事例はこちら▶︎▶︎▶︎tone[Click Here]

造作洗面=「つくってよかった」を感じられる場所

造作洗面はふとした瞬間に「つくってよかった」と思わせてくれるスペース。

広くなくても、生活習慣に沿ったサイズ感や収納計画、照明の明るさ、素材の手触りなど、ひとつひとつの選択が日々の心地よさに直結します。

リノベは大きな決断の連続(費用的にも)ですが、洗面はコンパクトな空間だからこそ、理想を実現しやすい場所。

すべての部屋で希望を叶えるのは難しくても、洗面スペースなら自分たちらしさを形にするリノベの面白さを手軽に味わえます。

今回ご紹介したポイントをヒントに、ショールームでサイズ感を確かめたり、リノベ事例で好みを整理してみてください。

毎日の身支度やスキンケアの時間に気分が上がる、自分たちらしい造作洗面をつくってくださいね。

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